「火」はバーベキューに必ず必要なもので、これなくしては何も始まりません。そして野外では風の影響も直接受けます。特に炭の火起こしはバーベキューオープニングのメインイベントと言えます。そんな時トーチバーナーは最大限の威力を発揮してくれます。まさに初心者の方は必須アイテムと言えるでしょう。また炙り料理でもトーチバーナーはなくてはなりません。今回は数ある中からバーベキューにおすすめのトーチバーナーを厳選して紹介します。
この記事の内容
1. トーチバーナーは火付け役の助っ人
バーベキューに持ってきて損をすることが無いトーチバーナー。なかなか火が付かない、火元に手を近付けるのが危険、風が強い、そんな時これがあれば安心感さえ出てきます。まさにトーチバーナーは「火付け役の助っ人」といえます。
2. トーチバーナーを使う時の注意点
トーチバーナーには第一世代~第三世代までのタイプがあります。つまり、第一世代はボンベを逆さにすると炎が不安定になり、事故の原因となっていました。第二世代は逆さ使用が可能となりましたが予備加熱なしの「いきなり」逆さ使用は禁止でした。そして第三世代の最新型はあらゆる角度や姿勢、「いきなり」逆さ使用も可能となり、安心して使えるようになってます。
出典: TOKYO MX
3. バーベキューにおすすめのトーチバーナー
●ポイント
1. 第三世代トーチバーナーならいきなりの逆さ使用が可能で、安心して使用できる。
2. 自動着火装置が付いていると、着火にマッチやライターが不要。
3. 集中火力とソフト火力が選択できると、目的に合わせた使用が可能となり選択肢が広がる。
以上の点からおすすめできるトーチバーナーを厳選しました。
3-1. 第三世代トーチバーナー:SOTO フィールドチャッカー ST-450
点火直後に逆さ使用しても炎が安定し、生火が出ない。トーチバーナーの常識を変える「瞬間気化方式」を採用。バーベキュー初心者、女性でも使いやすく安全。「空気調整機能付」で、1300℃の強力集中炎から900℃のソフトな炎まで用途に応じて調整可能。「あぶり料理」などの料理バーナーとして、「炭の火起し」などのバーベキュー用バーナーとしてもおすすめです。
3-2. 第三世代トーチバーナー:新富士バーナー パワートーチ RZ-730
完全気化システムで予備加熱なしの「フルタイム逆さ使用」可能の安全設計。900度のソフト炎から1300度の集中炎まで自在に調整可能な空気調整機能付で、使用範囲がぐっと拡がります。
3-3. 第三世代トーチバーナー:新富士バーナー パワートーチ RZ-840
空気調整つまみで、1600℃の強力集中炎から1000℃のソフト炎が自在に作れます。もちろんフルタイム逆さ使用可能です。点火から消化の基本動作が片手で出来ます。
3-3. 第三世代トーチバーナー:新富士バーナー パワートーチ RZ-832
従来の「ヨコ型」にたいしてこちらは軽量タテ型タイプ。タテ型だから火元が遠く安全に使用できます。空気調整機能付きで、火炎温度最低800度、最高1800~2000度。各種ロウ付け、塩ビパイプ曲げ、配管作業、炭の火起こし、スモークウッドへの着火作業に!フルタイム逆さ使用可能です。
4. これは便利!ちょっとした火付けに携帯トーチバーナー
バーベキューに使う炭の火起こしには火力や勢いが必要となるので、本格的なトーチバーナーに軍配が上がりますが、着火剤の点火、花火の着火などにはむしろ、「かゆい所に手が届く」ようなピンポイント型の携帯型トーチバーナーがおすすめです。
4-1. 新富士バーナー スライドガストーチ KB-411
使用時は伸ばして安全に、収納は縮めてコンパクトに。火口が約7cm伸びて、花火なども安心して点火できます。セーフティロック機能付なので誤作動がなく安全。炎温度1300℃の強力耐風バーナー。
充てんする燃料は経済的なカセットガス(ライター用ガスでも使用可能)。灯油バーナーの着火に、レジャーでの着火におすすめの一品。※気温が低い時はライター用ガスが有効です。
4-2. SOTO スライドガストーチ ST-480
火口がのびる小型耐風バーナー。使用時は伸ばして安全に、収納は縮めてコンパクトに。炎温度1,300℃の強力耐風バーナーが、アウトドアシーンをバックアップ!さまざまなものに安全着火。燃料は充てん式。経済的なカセットガスの他、ライターガスも使用できます。
4-3. SOTO マイクロトーチ ST-486RG
手のひらに、すっぽり収まる超小型強力耐風バーナー。操作性に優れた「ヨコ型」モデル。燃料は充てん式。カセットガスからの充てんもできます。
4-4. 新富士バーナー ポケトーチ PT-14FFSKCR
炎温度約400℃の使い捨てライターが1300℃の強力バーナーになります。燃焼時間/約20分(ライター1個)火炎ノズルは使い勝手の良い「ヨコ型」です。
4. トーチバーナーがあればこんなことが出来る
ここにバーベキューシーンでトーチバーナーの得意とするおすすめの使い方を紹介します。
4-1. 炭の火起こし
バーベキューで最も大変な炭の火起こし。特に備長炭だと、なかなか火が付かず時間ばかりが過ぎて苦労をされた方も少なくはないでしょうか。着火剤を使えばじわじわと火が付きますが、トーチバーナーを使えばその圧倒的な火力とパワーで「力ずく」で着火してくれます。時間と労力の節約は間違いなしですね。
出典: スーパーレンタルショップ ダーリング
出典: Takabatake
出典: ふぐまる
4-2. 炙り料理
レシピのクックパッドには炙り料理のレシピがたくさんありますが、その中で野外のバーベキューでも簡単に、しかも美味しく出来るおすすめの炙り料理を厳選しました。火で炙る事によって食材の味がぐっとランクアップします。ここでもトーチバーナーは大活躍です。
以上出典:クックパッドより
4-3. 花火の着火
キャンプでは夏の夜の楽しみの一つとして「花火」があります。線香花火のような可愛くておとなしい花火ならマッチやろうそくの火で十分ですが、噴水タイプや勢いの強い花火ともなると、出来るだけ離れて安全に着火したいですよね。こんな時にもトーチバーナーは重宝します。特に風のある時はマッチやろうそくではすぐに消えてしまいますが、トーチバーナーならそんな心配はありません。携帯用の小型トーチがおすすめです。
4-4. DIY
バーベキューや料理の他にDIYの世界でも、焼き板作りやハンダ付け、塩ビパイプの曲げなど、トーチバーナーは大活躍してくれます。
出典: Lovecraft/ラブクラフト
出典: とみちゃんTV
5. 自分だけのアクセサリーをつくろう!
レザークラフトでオリジナルのケースを作れば、使い込むほどに革独特の深みのある艶が出てきて、バーベキュー道具はさらに愛着のある自分だけの一品になります。
既製品でこんな渋いカバーもあります。野外でのバーベキューでは、テカテカ光った剝き出しのカセットボンベより、皮革カバーに包まれたボンベのほうが一層ワイルド感が出て、自然の中に溶け込んでくれます。
6. まとめ
バーベキューにおすすめのトーチバーナー、いかがでしたか?今回はバーベキューをはじめとする、さまざまな使用において安心、かつ安全に使用できるトーチバーナーを厳選しました。種類や品数は実に豊富でどれもこれも同じように見えますが、使う目的によっては第一世代でも十分使えますし、ポケットタイプのトーチのほうが適している場合もあります。自分が選んだトーチバーナーがどのタイプのものなのか、その性能を知って正しく使う事が大事だと思います。